小児歯科・小児矯正

PEDIATRIC

お子さまのむし歯について

むし歯予防のために「2時間ルール」の徹底を

小児歯科

お子さまのむし歯予防で最も大切なのが2時間ルールです。
飲食後2時間は水・お茶以外を口にしない習慣です。
食事をすると口腔内は酸性になり、歯が溶け始めます(脱灰)。しかし時間を空ければ唾液により再石灰化が起こります。

磨いているのにむし歯になってしまう原因の多くは時間管理不足です。
磨くこと以上に、食べ方を整えることが土台になります。

お子さまのむし歯を放置するリスク

「乳歯は生え変わるから大丈夫」は危険です。放置していると、次のようなリスクがあります。

根の炎症は永久歯にも影響します。また、痛みで噛めない状態が続くと全身の発育にも関わります。乳歯でも早期治療が重要です。

かかりつけの歯科医院を持つメリット

定期管理により、以下を早期に把握することができます。

定期チェックは状態説明・予防指導・生活習慣改善の機会でもあります。信頼できるかかりつけ医が将来の安定につながります。

治療を怖がるお子さまもご安心ください

お子さまは「上から」の態度にとても敏感です。当院では、お子さまの治療に際して次のことを徹底しています。

水を流す練習や吸引に慣れる段階から始め、約1カ月かけて慣れてもらいます。
歯科は「できることが増える場所」と考えています。

年齢別アドバイス

0歳~3歳

指しゃぶりは無理に止める必要はありません。5~6歳以降は噛み合わせへの影響を考慮します。仕上げ磨きでは上唇小帯に配慮し、親指で軽く押さえるとスムーズです。

3歳~6歳

間食の習慣が始まる時期です。
甘いものを食べること自体は問題ではありません。
食後にブラッシングすること、次の食事まで水・お茶のみなどのルールが大切です。
また、よく噛む習慣は顎の発育と歯並びを支えます。野菜を大きめに切り、繊維質を取り入れるなどの工夫をしましょう。

6歳~12歳

小学生になると、スポーツによる外傷が増えます。
最近はハイハイの期間が短く、腕の力が十分に育っていないため、転んだときに手が出ず、顔面をぶつけるケースもあります。
もし歯が欠けた場合は、できる限り次の措置で欠けた歯を保存してください。そして、できるだけ早く歯科医院へお持ちください。

小児矯正

床矯正とは?

床矯正は顎を拡大し、成長を利用して歯並びを整える治療です。

特に効果を発揮するのが「叢生」。歯の大きさに対して顎が小さいために歯が重なってしまう状態を改善します。

装置によって無理なく顎を広げ、必要に応じて歯を少し削る処置を加えながら、自然な並びへ導きます。当院では多くの症例を経験してきた医師が、

を的確に診断・処置しています。
費用 165,000円~440,000円(税込) ※治療開始時期や装置の個数、ワイヤー矯正への移行の有無により総額が変動します。

成長期に始めるメリット

成人でも可能ですが、顎の成長を生かせる小児期に始めるのが理想です。

メリット

デメリット

通院は

初期2週ごと → 中期月1回 → 安定期3カ月ごと。
多くは床矯正のみで終了。必要に応じ専門医へ紹介します。

装置を嫌がらないか心配な親御さんへ

最近は矯正治療が一般的になっています。
クラスに数人が矯正装置をつけていることも珍しくありません。
「友達がやっているから」と前向きに来院されるケースも増えています。
特に男の子は「格好よい」と感じることもあり、最初の装着自体を嫌がることはほとんどありません。
ただし、装置の出し入れや紛失防止、装着時間の管理には親御さんの協力が必要です。
矯正治療はチーム戦。お子さまとご家族の協力が成功の鍵になります。

治療期間と通院頻度

多くは小学校低学年から開始します。
たとえば6歳で始めた場合、永久歯が揃う12~13歳頃まで続くこともあります。
装置は段階的に変わります。

通院は

という流れです。

ほとんどの方が床矯正のみで終了します。
さらに美しい歯並びを求める場合は矯正専門医院へご紹介しますが、当院で土台が整っているため、治療期間の短縮が見込めます。
軽度の捻転であれば、当院でブラケットを装着して対応しています。

お子さまの歯は、未来の健康の設計図

診療室

乳歯・顎・噛み方は将来の健康の土台です。
むし歯予防、噛む力の育成、成長に合わせた管理。それは単なる治療ではなく、未来を整える支援です。