顎関節症
顎関節症の治療について
顎関節症には姿勢改善が効果的です
「大きく口をあけられない」「口を開けると顎が痛い」「顎を動かすとパキッと音がする」などの症状が起こるのが顎関節症です。当院では主に姿勢の改善をアドバイスしています。顎関節症というとマウスピースを使用した治療がすぐに思い浮かびますが、実はマウスピースによる治療で改善するものは全体の10~15パーセント程度に過ぎません。顎関節症の原因としては、筋肉の炎症や顎の骨についている関節円板のずれ、噛み合わせの異常などがありますが、意外なことに7~8割は姿勢が悪いことで起こっています。関節円板がずれて炎症を起こしているのであれば、マウスピースをはめて当たらないようにしておけば炎症が軽減されて治ってきますが、姿勢が原因の方でもマウスピースを入れるとストレスがかからないことで一時的に症状が軽くなります。しかし、装着をやめると途端に再発してしまいます。根本の原因である姿勢を見直すことで、本当の治癒に繋がるのです。
日常生活の見直しを
腰痛や肩こりなども、「足を組む」「横にあるテレビを見ながら食事をする」「ひじをつく」などの積み重ねにより血行が悪くなって発症すると言われています。これは顎関節症についても同じことがいえます。特に腹筋や背筋がある程度しっかりしている男性と比べて、筋力が少ない女性は顎関節症を発症しやすい傾向があります。顎関節症の治療に対応している整体院では、体の歪みを正して、体操などを指導しているようですが、当院でも同様に体の曲がっている部分に着目して、正しい方向に導いていくことで顎関節症の治療にあたっています。